監督:ティム・バートン 主演:エイミー・アダムス/クリストフ・ヴァルツ
ポップアート界を揺るがしたある夫婦の実際の事件を映画化。監督のティム・バートンも画家のウォルター・キーンの作品のコレクターの一人。大きな瞳の子どもたちを描いたシリーズの絵をご存知でしょうか?一度は観たことあると思います。
世界中の人々から愛され、作家のウォルター・キーンは美術界の寵児として脚光を浴びました。あのアンディ・ウォーホルも、「キーンの作品はどれも素晴らしい。もし作品がいいものでなければ、これほど多くの人々の心を射止めていないだろう。」と賞賛を送っています。
あらすじ簡単に紹介。女性の地位が低かった時代。夫から娘を連れて逃げ出したマーガレットは絵を描くことしかできない。彼女の絵の特徴は眼を大きく描くこと。どんな人間でも瞳を大きく描く。かなりのインパクトです。しょうがなく路上で似顔絵を描く彼女。そこに現れた一人の男性。彼も風景画を描く画家だった。(これが本当に普通のパリの風景画)
彼には商才があった。彼女の絵をつい自分が描いたと言ってしまいます。この嘘が引けも引けない状態に….自分が描いた絵が売れて、他人が成功を収めたらやっぱり悔しいと思いますね。
絵の才能があっても、営業力も大事です。自分の絵を売る人間として、とても考えさせられる映画でした。