#54 漫画で世界に「ジャパンドリーム」

私が尊敬している漫画家の一人に三田紀房先生がいます。

代表作に『ドラゴン桜』『インベスターZ』『エンゼルバンク』『クロカン』『砂の栄冠』。2005年には『ドラゴン桜』で第29回講談社漫画賞、平成17年度文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞。現在、「ヤングマガジン」にて『アルキメデスの大戦』、『モーニング』にて『ドラゴン桜2』を連載中。

三田先生は明治大学政治経済学部卒業後、西武百貨店の入社。実家の洋服店の経営を経て、30歳の時に漫画家デビューしています。

先生が語る『ジャパンドリーム』とは

漫画は、おそらく全世界中のいろいろな表現媒体のなかで、もっとも間口が広いです。ものすごいチャンスがありますよ。ー参入しやすいと。

新人に対してものすごくチャンスがあります。昨日まで素人だった人が、新人賞をとってすぐ雑誌に載るということが可能な業界です。載せてチャンスを与える。読者の反応を見るんですね。反応が返ってきたものに対しては「これはいける」と判断する。つまり、「連載させて・育てて・売っていく」という作業が明確にあるんです。

昨日まで素人だった人が、とつじょ漫画家になれるチャンスがある。もちろん、チャンスを掴めるかどうかはその人次第ですが、間口はものすごく広い。デビューしてステップアップしていくのは大変だと思われるかもしれないけど、一夜にして大金持ちになる人もいますよ。「ジャパンドリーム」のようなものですね。漫画はそういう世界です。間口は広いし敷居は低い。ただ、そこからの競争が激しいのです。

 漫画家ってM-1に近いものを感じますね。売れたら、一気に大金持ちになれる。ただ、それまでの努力は並大抵なものではないと思いますが・・あと才能ですね。

何が流行るか分からないこの時代、私も『ジャパン・ドリーム』目指して、今日もコツコツ朝活に取り組んでいます。

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