また新聞記事のご紹介です。
『ジブリの大博覧会〜ナウシカからマーニーまで〜』が全国巡回中です。
その中の王蟲の造形を担当しているのが、造形職人の竹谷隆之さんです。
これまで映画では『シン・ゴジラ』のゴジラを製作されています。
自分が想像したあらゆるものを形にできることがこの仕事の楽しみです。と語る竹谷さん。
『情報に惑わされずに 自分の「好き」を進め』
”インターネットに大量にあふれている情報に惑わされて、自分のやりたいことをやめてはいけない”
竹谷さんは今の若者にそんなエールを送りたいと語る。
『今はインターネットで調べれば、自分がこれからしようと思っていることに近いことが、例としてたくさん示されます。
昔の僕なら世の中にあるそんな高次元なものを大量に見せられたら、何をやっていいか分からなくなったかもしれません。
でも、同じような方向性の作品が既にあるからといって、若い人は自分がやりたいことをやめてほしくないですね。
『自分は◯◯が好き』『◯◯を見聞きしていこう』と本能的に選んで、自分を特化させていく方がきっと楽しいし大切です。
そうすることで結果的に好きなことが増えたり、表現の幅や深さが増したりするんだと思います。』
自分の作品の方向性があっているのか右往左往することがありますが、
私もある時期から、個性よりも自分選んだ”好き”を信じて追求しようと思いました。
夢を追って進んできた竹谷さんの言葉に、私も共感できました。